《前編》誕生石がもたらす効果とは?全29種のパワーストーンを一挙にご紹介!

 

誕生石ってなに?その歴史から紐解く

「誕生石」といえば、もっとも身近なパワーストーンとして誰もが一度は聞いたことがありますよね。多くの人がはじめてパワーストーンを手にするきっかけとして、誕生石や星座石など自分の生まれた日にちなんだものを手にすることがほとんどではないでしょうか。

 「誕生石」とは、その中でも1月~12月、各月に割り振られた石のこと。自分の生まれた月にちなんだものを身に着けると、願いが叶ったり自分の魅力や能力を発揮してくれるなど超神秘的な力を得られるとされている鉱石のことを指します。

 その歴史は古く、起源や由来には諸説ありますが、明確に文書として残されているものに聖書の記述があります。聖書の中に登場する12つの宝石を誕生石としたものがそもそもの起源とされ、実際に誕生石を身に着ける習慣をはじめたのは18世紀ごろのポーランドに移住したユダヤ人という一説にあります。

その後、アメリカの鉱物学者ジョージ・フレデリック・クンツによって誕生石が整理され、今日の誕生石が1952年にアメリカ宝石小売商組合など複数の団体によって個々に定められたものが基準になっています。

日本では、1958年に現在の全国宝石卸商協同組合が独自に「サンゴ」と「ヒスイ」を追加し制定されたものが最初とされています。その後紆余曲折を経て、日本ジュエリー協会、山梨県水晶飽食共同組合の賛同を得た2021年に、実に63年ぶりに誕生石一覧への改訂が行われました。

 

誕生石とその効果の一覧!あなただけのお守りを見つけて

 改訂が行われた現在、日本では、アメリカですでに誕生石になっているものに計10種類が追加され、誕生石は全部で29種類となっています。

ここでは、月ごとの石、そしてその効果をお伝えいたします。その石がもつパワーを、ぜひ生活の中に取り入れてみてください。

【1月の誕生石】

ガーネット
1月の誕生石であるガーネットは「実りの象徴」。目標達成のために地道に努力した成果を実らせ、成功へと導くパワーをもっています。受験やプロジェクトの成功はもちろん、「恋愛」においてもその実りの力を発揮します。恋の成就を願う方にもぴったりのお守りです。

2月の誕生石】

アメジスト
2月の誕生石とされている石は2つあり、その中でも定番はこのアメジストですね。ミステリアスで高貴な紫色の輝きをはなつアメジストは「愛の守護石」とも呼ばれています。ヨーロッパでは「高まりすぎた愛を穏やかにする力」があると言い伝えられているのだとか。まさに、「真実の愛」を育むパワーストーンです。

クリソベリル・キャッツアイ
2月の誕生石に、63年ぶりに追加された石がこのクリソベリル・キャッツアイです。原産国のスリランカでは「悪魔から身を守る」魔除けのパワーストーンとして親しまれてきました。心身ともに成長を助け、周囲に輪をもたらす存在へとあなたを導きます。

3月の誕生石】

アクアマリン
3月の誕生石は、花嫁が身に着けるサムシング・ブルーとしても人気の石「アクアマリン」。アクアマリンが象徴するものはずばり、「幸せな結婚」です。その透き通った海のような癒しのエネルギーが、大切な人との調和をもたらしてくれます。また、子宝に恵まれる石とも言われるアクアマリンは、これからご結婚予定の方にはぴったりなパワーストーンです。

サンゴ
もう一つの3月の誕生石は、「海の宝石」とも呼ばれるサンゴ。生命力を高めるとされるサンゴは、アクアマリンと同じく子宝に恵まれると言い伝えられています。妊婦さんの安産のお守りとしても親しまれています。

アイオライト
3月の誕生石に追加された石は新たに二つ。そのうちの一つがこのアイオライト。「ビジョンの石」とも呼ばれ、その人のアイデンティティーの確立、本来の自分を取り戻し、進むべき道へと導いてくれるパワーがあるとされています。自分の進むべき方向に迷った時にその効果を発揮する、人生における羅針盤のようなパワーストーンです。

ブラッドストーン
3月の誕生石に追加されたもうひとつの石はブラッドストーン。その名の通り、「血液」と深い調和性を持つとされ、ひいては「生きることへの欲求」をもたらすパワーストーンです。困難や逆境へ立ち向かい、前向きな人生を歩もうとするあなたのサポート役になってくれるでしょう。

4月の誕生石】

ダイヤモンド
4月の誕生石は、もっともポピュラーな宝石であるダイヤモンドです。その美しい輝きと高い透明度から「純真無垢」の象徴とされ、ネガティブな感情を排し、健やかな精神状態をもたらしてくれるパワーストーンです。また、結婚指輪にあしらわれる石の定番でもあるように、大切な人との「永遠の絆」の象徴でもあります。

モルガナイト
4月の誕生石に新たに追加されたモルガナイトは、まるで桜のようなうすいピンクのとてもかわいらしい印象のパワーストーンです。身に着けることによって、大切な人へ献身的な愛情をもたらす効果があるされています。

5月の誕生石】 

エメラルド
エメラルドは「叡智」を象徴するパワーストーン。ダイヤモンドなどとならんで世界四大宝石とも呼ばれています。人生の転機の際、頭脳を明晰にし行動力をももたらし、きっとあなたの力になってくれます。

ヒスイ
その歴史は日本がもっとも古く、勾玉として縄文時代から使用されてきたこのヒスイ。持つ人にこの上ない人徳をもたらすとされ、災いや不運からも身の安全を守ってくれるのだそう。まさに「お守り」としての効果が抜群なパワーストーンです。

6月の誕生石】 

真珠
結婚式などのお祝い事には欠かせないパールは、女性の美しさをサポートするとも言われています。女性の肌色によく馴染み高貴な印象を与え、その純粋無垢な白さが不純なものを寄せ付けない強さをもたらします。

ムーンストーン
こちらも女性を象徴するといわれる「月」のエネルギーをもつムーンストーン。感情が波立っている時、優しく照らす月光のように、穏やかな心をもたらしてくれるでしょう。また、感受性を豊かにし、本来の自分を引きだすという効果も持っています。

アレキサンドライト
そしてもうひとつ、6月の誕生石追加されたのがアレキサンドライト。変色効果と呼ばれる、光によって色が変わる特徴を持つことから「二面性を持つ」魅惑の石と呼ばれ、持つ人のオーラを磨き魅力をアップさせる効果があります。