当店が取扱う宝石の品質について

当店の取り扱う天然石は、様々な外国の信頼のおけるサプライヤーから品質の良い石を厳選し買い付けています。カット及び研磨加工され、既に宝飾品製作の素材として使う事が可能になった状態のもの（以下ルースと言います）は買い付け後、検品または分析鑑別を経てショップに並びます。事前に鑑別書を取得してあるルースは、鑑別書は付属品となります。鑑別書の付属していない商品は、ご要望に応じて鑑別書を取得することが可能です。尚、営業拠点が沖縄となりますので、大多数の鑑別機関様とは遠方の取引になります。不要なトラブルを避けるため鑑別機関のご指定は承っておりません。
原石状態のものを買い付けた後は、当店が提携しているインド、タイまたは中国のジェムファクトリーで、熟練のカット職人が丁寧に原石をカット・研磨し、ジュエリーに使われるルースへと仕上げ、ルース同様検品または分析鑑別を経てショップに並びます。

当店のモアッサナイト、キュービックジルコニア、および天然と同じ組成を持つ合成宝石は、中国、インド、タイ、アメリカなどから主に仕入れています。合成石は内包物がある場合、検品時の仕分けにより通常ショップに出すことはありませんが、内包物の入り方が珍しいコレクター向けのモアッサナイト（モアサナイト）や、内包物がナチュラルで美しい入り方をした合成エメラルド及びコランダム等、需要が高い物はこの限りではありません。

モアサナイトの品質

モアッサナイトはサプライヤーによって品質差が激しい傾向があります。当店の取り扱うモアサナイト（モアッサナイト）は原則として、すべてダイアモンドのグレーディング基準を参考にした仕分けを行い、更に内包物の有無、形の良さ、色の出方、曇り気がないか等、徹底した検品作業を経て、品質の良い物のみを厳選して使用しています。

近年、モアサナイト（モアッサナイト）の知名度や人気が認知されてくるに比例し、モアサナイト（モアッサナイト）と称して、安価で質の悪いキュービックジルコニアや、模造ガラス等が売られている事が多くなってきております。またコーティングされている物と知らずに買って色が変わってしまった、と相談を受けることも多くなってきています。コーティングされたモアサナイトもあまり見かけない希少色でとても可愛らしいですが、コーティングの質が良いものはジュエリーとしても長持ちしますが、質の悪いコーティングが施されたものは少し机の上で転がしただけでも傷がつく事があります。弊社はコーティングされたモアサナイトも、通常のモアサナイトもどちらも取り扱っておりますが、ジュエリーの素材として問題のない商品を提供しておりますので、どうぞ安心してお買い求めください。

ジュエリーの加工について

ジュエリーの加工は、経験を積んだ熟練の職人が一つ一つ丁寧にお作り致します。通常１〜１ヶ月半ほどでご納品しておりますが、原則、受注を確約いただき、ご入金を確認してから製作に入ります為、デザインやオーダー内容、起こしたデザインの確認や修正頻度によってはご納品まで長期間頂くこともございます。

ご納品後の石とれについて

石取れには様々な要因がございます。
モアサナイトやダイヤモンドはモース硬度が９.５〜１０と高い数値がございますが、モース硬度は傷つきにくさを表す数値であり、ぶつけたり圧力を与えても割れない、という意味ではございません。衝撃を与えてしまったり、１方向の角度から常に圧力を与えたりしていれば、いくらダイヤモンドやモアサナイトといえども、カケや割れ等の破損に繋がります。同じく18金や14金は硬いといいますのも、一般的な装飾品の強度と比べて比較的硬い、という事であり衝撃を与えて歪まないという意味ではありません。ぶつけたり、落としたり等で石を留めている爪が歪み石が取れてしまう事や、衝撃で石にカケができてしまいそれが原因で取れてしまった、という事も当然発生する事がありますので、ジュエリーを扱うときは優しく扱っていただくようお願いいたします。

また加工中、特に石の爪留へは最大限に注意を払っておりますが、稀に納品後すぐに石が取れてしまったりするケースが発生する事があります。脇石の場合は爪留めした際の力の入れ具合、工具のあたりなど目で見えない程のカケが発生してしまったものが時間を置いての破損につながってしまったり、加工時の過失が要因となっている可能性はございます。当店は最終検品時に、留まっている石に問題が見られない事を確認してお届けしておりますが、人の手で加工されたものを人の肉眼で確認し、検品するという流れをとっておりますため、肉眼で確認できない傷から発生した石取れの可能性があっても当店は免責とさせていただきますが、１０日以内の石取れは、お気軽にリペアのご相談をメッセージよりご連絡ください。